今日は、「週刊マジンガーZを作る」の第117号を組み立てていきたいと思う。「グレートマジンガー」で考えれば、今回で第17号目になる。
今回は、膝カーバー(左)の取り付けとなっている。今年中には両足が組み上がるのではないだろうか。
早速開封して、「グレートマジンガー」の第17号のパーツから見ていこう。
第117号のパーツ
今回は、「グレートマジンガー」の膝カーバー(左)の取り付けとなっている。
パーツ数もネジなどを除けば、2点しかないので組み立て自体は簡単だろう。
今回は新しいタイプのネジが付いていないためか、ネジの予備が1個追加されている。
アシェットサポートへお願いした効果が出ているのだろうか。グレートマジンガーの組み立てが始まって初めてのネジの予備パーツとなっている。
組み立てガイドを参照して組み立て開始。
STEP 01 膝カバー(左)の取り付け
膝カバーに腿(左)を合わせ、ネジで2ヵ所を固定する。
取り付けるとこんな感じ。なんとも味気ないが、ダイキャストの膝カーバーと腿パーツでかなので、こんなものだろう。
今回もパーツの欠品がないこともあり、ホッとした。当たり前のことなんだが、毎号ハラハラするのが、この「週刊マジンガーZ」なのだ。
膝カバーの組立と言いつつも、腿パーツが大部分を占めている。膝カバーは、本当に小さいパーツが1点といったところだった。
組み立て自体は、本当に簡単だったのでストレスがなかったのは非常に個人的には助かる。
スペシャルトーク 永井泰宇ながい やすたか × 永井隆ながい たかし 対談<第8回>
今回も組み立てが非常に少なかったので、組み立てガイドの記事を紹介していこう。
永井豪先生のご兄弟でありビジネスパートナーでもある泰孝氏と隆氏の対談。第8回では、マーチャンダイジングのノウハウ獲得法や、「グレードマジンガー」についてうかがった。
マーチャンの方法はディズニーから学んだ
ーアニメの場合、マーチャンダイジング(商品化)の話はあまりこないよと言われて、どう思われましたか?の問いに。
隆さん:何を言っているだろうとは思ったが、まああいいかと。売れないって思われている方がいい。最初から儲かると思われると、いろいろと口出ししてくる人が増えるから。
おかげで契約はシンプルになった。
ー当時、隆さんは20代ですよね?ビジネスに慣れている印象すらうけますが?の問いに。
隆さん:「ハレンチ学園」ですでに版権の窓口業務を経験していたのが大きかった。
ー「ハレンチ学園」は集英社ではなく、ダイナミックプロが窓口をやっていたのですか?の問いに。
隆さん:はい。TVドラマや映画になったのに、どこもマーチャンのことを知らないし、わからない。当時の集英社からは「そういうのにかかわりたくない。そっちでたってよ」って言われたので、内で窓口をやったんですよ。
ーなにもわからないのは、ダイナミックプロも一緒ですよね?の問いに。
隆さん:ですから当時は自力で調べました。
泰宇さん:そうそう、最初は講談社さんに行って聞いてみました。
隆さん:聞いたけどぜんぜんわからい。それで石森プロの加藤昇さんというマネージャーに聞いたけど、そこでもわからなくて・・・・・・。
泰宇さん:すごくオーバーなことを言われた。「上段から行くべきだ」みたいな。
隆さん:そうそう。
泰宇さん:あまり尊大に構えると逆に反発を受けちゃいそうだから、それもしたくないと思いまし。
隆さん:その後、当時ディズニー・エンタープライズ・ジャパンという会社があって、そこの横山(松夫)社長が詳しく教えて下さったんですよ。
こういうやり方をしなさい、というアドバイスがとても具体的でした。違反があったらそこへ行って責めるのではなく、それを認めて証紙を渡して、その分を払ってもらいなさい。
その代わり、それと同じものが出たら、こちらに言ってくれればそちらを取り締まるから、というかたちで契約してもらう。
「その商品は、おたくだけの独占なんだから」ということで、一件ずつ違反者をお客さんにしていきなさいと。
その他にも商標の取り方など、なにからなにまで、細かく教えていただきました。
ーダイナミックプロのビジネスモデルに、ディズニーが関係していたんですね。
隆さん:その後は、横山さんに教えていただいた通り動きました。一度、本当に家内制手工業みたいなところに取り締まりに行ったこともあります。
ー隆さんご自身で?
隆さん:はい、嫌でしたね。「ハレンチ学園」の靴袋だったかカバンだったか袋ものを勝手に作っているところがあって、版権料をもらいにいったら、まず著作権を理解してもらえない。
本に載っているものを写して商品をつくってなにが悪いんだという認識だった。
なので著作権というものを説明して、ちゃんと契約してくれたらあなたが作るものを以外、同じような商品は出なくなるという話をしてわかってもらい、3万円だったか5万円だったか金額はわすれましたけど、なんとかお金をはらってもらて・・・。
そこは奥さんとだんなさんがつくっていて、自宅も兼ねていて子供がその周りで遊んでいるというようなところで、仕事とはいえ金融業者がお金を取りに立てにいったような感じで、すごく後味悪かったですね。
ーそんなこともやれれていたんですね。
隆さん:ですから版権の窓口業務に関しては、「デビルマン」や「マジンガーZ」以前にも、だいたい経験はしていたんです。
泰宇さん:そのほかにも「ハレンチ学園」の版権トラブルがあったときに、ドラマ編集部長の義理のお兄さんが大手町で弁護士をやっているというので紹介してもらったりしました。
これがきっかけでうちも弁護士つけるようになって、そちらからもいろいろ教わって固まっていたという感じですね。
ーでは「マジンガーZ」とマーチャンの業務が膨れ上がっても、問題はなかったのでしょうか?
隆さん:ただダイナミックプロの版権窓口もほぼひとりでやっていたので、東映動画(現・東映アニメーション)さんが窓口の協力を申し出て下さったときは、部分的に素直に頼ったりもしました。
組み立てた感想
今回は、新しい工程の膝関カーバー(左)を組み立てることとなった。
作業自体は、相変わらずネジ止めの連続だが、パーツ数も2点と少なく直ぐに終わってしまった。
特に今回の作業は少なかったような気がする。膝関節というよりも腿パーツの方が大きかったので、今後の保管も傷がつかないように注意が必要だろう。
組み立てガイドの次回予告をみると、「膝(左)の組み立て」とあるので、引き続き膝関節を組み上げる作業となりそうだ。
今月届いたものも、今号で最後となる。ネジ自体の予備が付いたのも嬉しい限りだが、今後の号でも予備パーツをお願いしたいところだ。
あとは、早く欠品した部品が届くと良いのだが・・・。
今後も組み立てた状況を記事にアップしていきたいと思う。次号は10月くらいになると思われる。
ともかく、「グレートマジンガー」完成まで、残り83号。
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