今日は、「週刊マジンガーZを作る」の第123号を組み立てていきたいと思う。「グレートマジンガー」で考えれば、今回で第23号目になる。
今回は膝の組み立てとなっている。着々と両足が組み上がってきている。
早速開封して、「グレートマジンガー」の第23号のパーツから見ていこう。
第123号のパーツ
今回は、「グレートマジンガー」の股関節(左)の組み立てとなっている。
前号に比べても、パーツの大きさとしても大分少なく感じる。ダイキャストパーツなので、重さは十分あるのだが。
組み立てガイドを参照して組み立て開始。
STEP 01 股関節(左)の組み立て
股関節ブラケットA(左)に金具をはめ込み、ワッシャーを通したネジで2ヵ所を固定する。
取り付けるとこんな感じ。今回は、これだけか。少し味気ないかもしれない。
組み立て自体は、今回もサクサクと進み、無事に作業を完了した。今号はいままででも、特に作業工程が少ないのではないだろうか。
スペシャルトーク 永井泰宇ながい やすたか × 永井隆ながい たかし 対談<第9回>
今回も組み立てが非常に少なかったので、組み立てガイドの記事を紹介していこう。
永井豪先生のご兄弟でありビジネスパートナーでもある泰孝氏と隆氏の対談の最終回。「グレードマジンガー」の企画開発の裏側や、これからについて語っていただいた。
Zは人気があるのになぜ切り替えるるんだ!
ー「マジンガーZ」が人気絶頂のときに「グレードマジンガー」に交代するのは衝撃的でした。
隆さん:普通、アニメに限らず番組って、視聴率が落ちてきたら切り替えますようね。でも「マジンガーZ」に限っては、視聴率の高いとに切り替えようって話になったんです。多分に玩具メーカーさんの意向もあったのかもしれないんですけど。
泰宇さん:きっと新しい玩具を作りたかったんじゃないかな。
隆さん:豪は「視聴率20%以上とってこんなに評判もいいのに、なぜに切り替えるんだ!」って、最初ものすごく怒りましたね。烈火のごとく。
一生懸命説明して納得してもらい、それでなんとか「グレードマジンガー」を考えてもらったという感じでした。
ー豪先生に以前お話をうかがったときは、当時とにかく忙しかったので「グレードマジンガー」は設定とキャラクターはつっくたけど、あとはアニメスタッフにお任せしたとおっしゃっていました。
隆さん:もしかしたら「マジンガーZ」に比べると、思い入れは薄いかもしれません。自分の義務だけはちゃんと果たしたという気持ちかもしれないですね。
「Z」のノウハウを活かした「グレードマジンガー」
ー「グレードマジンガー」のために、やはり泰宇さんはかなりアイディア出したんでしょうか?
泰宇さん:そうですね。敵のキャラクターの設定はだいたい作りました。どれだけ作ったか覚えていないぐらい。
隆さん:「デビルマン」、「マジンガーZ」も「グレードマジンガー」も毎回登場する敵はダイナミックプロで作っていました。豪やアシスタントが描いたラフを豪が精査して、取りまとめたのち泰宇に渡して・・・。
泰宇さん:毎週1本は僕と菊ちゃん(菊池忠昭)で名前と特徴作って、東映動画(現・東映アニメーション)さんにおくっていったね。
隆さん:たくさん作り過ぎて、忙しい時は名前もなにもわかけがわかんなくなるという感じでした。
ーとはいうものの、ダイナミックプロとしては「マジンガーZ」開始時のようなバタバタもなく、すんなり「グレードマジンガー」に移行していった感じですか?
隆さん:豪は結構スタッフに任せたと言っていますが、タイトルやキャラクターは作っていますし、設定や物語の骨子など基本的な部分も豪が全部つくっています。思い入れは本人にしかわかりませんが、こちらとしてはいいものが出来たなと思っていました。
泰宇さん:実際問題、漫画の仕事がかなり忙しかったのも確かだしね。「グレードマジンガー」は漫画連載にもあまりページ取れなかったというのも、本人にとってはかかわり切れなかった感じがあるんじゃないかな。
長く愛され続けるマジンガーZと永井豪
ー最後に「マジンガーZ」「グレードマジンガー」を愛し続けるファンの方に、メッセージをお願いします。
隆さん:放送当時、視聴率20%以上稼いでいたので、あのころ観ていたくださった子供たちの一時期を独占したんだと思うです。そうした強い思い入れを持っていただいたことを、すごくありがたいと思っています。
泰宇さん:うちのスタッフのなかにも「マジンガーZ」関連のものをいまだに必ず勝っている人もいるし。
ー途切れず若いファンが増え続けているのは、すごいことですね。
隆さん:会社の基本的な考えとして、豪の作品は絶版にせず、繰り返し出版していこうと動いています。その都度、新しい読者がついてくださって、その方たちが新たなファンとして育ってくださればいいなという思いがあるので、弊社の中でマーチャン的にいちばんうまくいっているのが、おそらく「マジンガーZ」と「デビルマン」だと思います。
ファンのみなさんがそれぞれの若い時の一時代。熱中したときの熱い思い出をいつまでももっていてくださるのはなによりもうれしいですね。
豪が10年20年と愛されるパーマネントキャラクターをつくったということの証ですし。
今後も、永遠とはいわないまでも豪の名前とキャラクターがずっと残ってくれたらいいなと思っています。
泰宇さん:ミッキーマウスといったキャラクターと一緒です。ありがたいですよ。
隆さん:豪の考えた世界、考え方のインパクトが強く影響を与えたという証明でもありますしね。豪の名前が生き続け「マジンガーZ」が生き続けるとういことが、すごくうれしい。
そしてどんどんまた新しいものを作っていけたらいいなと思っております。
組み立てた感想
今回は、股関節(左)組み立てをおこなった。
作業自体は、今までの中でも工程が少なく、物足りない感じがした。
ともかく今回もネジパーツの不足分もなかったのはなによりだった、
組み立てガイドの次回予告をみると、「股関節(左)の組み立て(2)」とある。さらに股関節周りの作業に進むようだ。
今月届いた分は、残り2号となっているが、引き続き組み立て作業を行っていくつもりだ。
ともかく、「グレートマジンガー」完成まで、残り77号。
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