今回は、2019年6月に発売された「超合金魂 GX-40R 六神合体ゴッドマーズ 」を見ていこう。
4年ほど前に発売されたものだが、人気の商品であるために、リニューアル化が待ち望まれた商品になる。
とにかくこの「超合金魂 GX-40 六神合体ゴッドマーズ 」は人気があるので、再販されても直ぐに売り切れてしまうのだ。
公式サイトの説明には、究極の合体変形機能を持つ超合金魂の名作ロボットをリニューアルとある。
定価も30,800円(税込み)となっており、当時としても高額商品に当たる。合金の比率が高く、当時のポピーから発売されていたポピー「DX超合金」を思い出す。
当時も高額商品であり、6体のロボットが合体すること自体に憧れたが、当然ながら買ってもらうことはかなわなかった。
まずは、箱から取り出してみよう。
本体とオプションパーツ類
発泡スチロールとブリスターの中には、以下の内容物がはいっている。
・ゴッドガイヤー
・マジンスフィンクス
・マジンウラヌス
・マジンタイタン
・マジンシン
・マジンラー
・ディスプレイ台
・コスモクラッシャー
・交換用手首各種
・明神礁(ガイヤーを収納する岩礁)
・新規造形武器(全7種計8個)
・マーズフラッシュ(ゴッドマーズ用剣)
かつてのポピー「DX超合金」に付属していた武器パーツを超合金魂仕様にて新規造形し追加装備されている。カラーリングも「DX超合金」のイメージカラーで再誕したわけだ。
早速、中から本体を取り出してみよう。
本体を取り出してみる。
発泡スチロールの中から本体を取り出すとこんな感じ。
今回は、オプションパーツも追加されているため、プレイバリューが凄いのだが、ゴッドマーズの中核となる主人公ロボ・ゴッドガイヤー、他の神体ロボを中心に当時を振り返りながら見ていこう。
・ゴッドガイヤー(全高:約100mm)
ゴッドマーズの中核ロボ。主人公タケルを収容し、ゴッドマーズのコアになる1号機。
合体時はスフィンクスに完全に格納され、全く露出しない。ただし、顔だけはゴッドマーズのマスク部にまでせり上がるため、その奥からうっすらと透けて見える。
・マジンスフィンクス(全高:約170mm)
ゴッドマーズの頭部・胴体に変形し、ガイヤーを体内に収容する2号機。普段はエジプトの石像の中に隠れている。武器はスフィンクス・アタック(体当たり)。他の五体とは異なり、光線のような武装は持たない。その代わりとしてガイヤー(タケル)の能力を増幅させる機能を持つ。
・マジンウラヌス(全高:約120mm)
ゴッドマーズの右腕に変形する3号機。普段は北極の氷山の中に隠れている。武器はウラヌス・フリーザー(冷凍光線)。なおガイヤー、スフィンクスを除く四体は、主武装であるそれぞれの光線を胸部から発す
・マジンタイタン(全高:約120mm)
ゴッドマーズの左腕に変形する4号機。普段はインド洋の海底の石像に潜んでいる。武器はタイタン・サイクロン(反重力光線)。
・マジンシン(全高:約160mm)
ゴッドマーズの右脚に変形する5号機。普段はアンコール遺跡の中に隠れている。武器はシン・フレアー(熱線)。
・マジンラー(全高:約160mm)
ゴッドマーズの左脚に変形する6号機。普段はイースター島の石像の中に隠れている。武器はラー・パルサー(切断型の光線)。
六神合体 ゴットマーズ!
マーズの脳波で操られるロボット・ガイヤーをコアとして、スフィンクス、ウラヌス、タイタン、シン、ラーの6体のロボットが六神合体した巨大ロボットになる。
全高約280mm(合体時)となっており、ポピーの名作「DX超合金」をリスペクト!メタリックな金属感あふれるカラーリングになっている。
当時憧れていたポピーの名作「DX超合金」を思い出す。
ガイヤーの顔だけはゴッドマーズのマスク部にまでせり上がるため、その奥からうっすらと透けて見えるのだが、それを再現している。
ゴッドマーズ自体は、動いているシーンがないのだが、決め技のマーズフラッシュだけはしっかり覚えている。
構造は分からないが、腹部の「M」の字に似たエンブレムから光が発せられると同時に実体化される剣が必殺技だった記憶がある。
全体的な感想
この「超合金魂 GX-40R 六神合体ゴッドマーズ 」は、横山光輝先生の漫画『マーズ』を原作にすることで企画された。
ただし、横山光輝先生の了解の下、大胆な改編がなされ、主人公側のロボット・ガイヤー(原作ではガイアー)と六神体が戦うという原作に対して、本作ではガイヤーと五神ロボが合体するといったように、根本となる基本設定からして異なるなど、ほぼアニメオリジナル作品と言ってもよい内容となっており、結末も原作の衝撃的なものとは異なっていた。
共通しているのは一部の固有名詞、ロボットの名称、マーズの意思、またはマーズの死亡によりガイヤーが爆発する設定などが引き継がれていた。
当時としても、主人公タケルが搭乗するガイヤー以外は完全な箱ロボなんだが、6体のロボットが合体して巨大ロボットになる様は、当時の少年たちの心をとらえたことは間違いない。
ポピーの合金変形機構は、当時としても良く考えられており、今回の超合金魂版でも非常に良く出来ている。
カラーリングも当時のポピーのリスペクト版だけあって、昔の「世界の超合金」を思い出させる仕様となっていることは、直撃世代だった私自身も感動を覚える。
ともかく超合金魂の中でも最高傑作のひとつと言えるのではないだろうか。
我が家で所有する超合金魂は、まだ何点かあるので、今後もこのプログ内でも記事としてアップしていこうかと思う。
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