超合金魂 GX-59R 未来ロボ ダルタニアス

超合金魂

今回は、2020年7月に発売された「超合金魂 GX-59R 未来ロボ ダルタニアス 」を見ていこう。

3年ほど前に発売されたものだが、こちらの商品も人気があるため、放送40周年を記念し、超合金魂 未来ロボ ダルタニアスがリニューアルしたものになる。

とにかくこの「超合金魂 GX-59 未来ロボ ダルタニアス 」は当時小学生くらいだった私にとっても印象に残っている。

今回のBOXアートも当時のポピーの超合金をリスペクトしているらしく、「未来合体」、「世界の超合金魂」のロゴが非常に感動ものだ。

公式サイトの説明には、当時の超合金をリスペクトした「ベラリオス・ヘッド」が新規造形で付属し、アニメ設定デザインのヘッドと選んで取り付けることができ、ベラリオスの四肢はメッキ仕上げの豪華仕様となっているとのことだ。

定価も30,800円(税込み)となっている。当時もDX超合金のBOX仕様となっており、子供ながらに豪華すぎると商品だと思った。

当時も当然ながら、誕生日、クリスマス時にも購入してもらえることはなかったのだ。

まずは、箱から取り出してみよう。

本体とオプションパーツ類

発泡スチロールとブリスターの中には、以下の内容物がはいっている。

・アトラウス本体
・べラリオス本体
・ガンパー本体
・デルファイター
・ダルタニアス用下腕 握り手首付き左右
・ディテールアップ用頭部
・ディテールアップ用肩アーマー左右
・交換用手首左右各3種
・ハンドスライサー×2
・ブーメランカッター用ジョイント
・シュレッダーパンチ用刃×8
・トランシールド
・トランシールドグリップ
・ライサンダー
・ライサンダーグリップ
・ライサンダーアロー
・トランセイバー
・火炎剣
・ジャイロスピンナー×2
・ガンパーカッター×2
・シグマビーム
・シグマビームスタンド
・中性子ミサイル発射ユニット
・交換用ベラリオス・ヘッド
・ディスプレイ用スタンドパーツ一式

ともかく内容物が多いこの商品だが、個人的には本体の合体と、主要な武器以外はほとんど使用していなかったりする。

早速、中から本体を取り出してみよう。

本体を取り出してみる。

発泡スチロールの中から本体を取り出すとこんな感じ。

アトラウス
ダルタニアスの上半身に変形・合体するロボット。本商品では頭部の彩色をリニューアル。

楯剣人が操縦する人型ロボット。頭頂高38メートル、重量280トン。頭部にコクピットを兼ねた戦闘機デルファイターが合体する。ダルタニアスの顔、肩、上腕を構成する。顔はダルタニアスとほぼ同じだが、デルファイターの翼がより単純に変形している。合体後と共通武装はほとんどなく、パンチを主体とした肉弾戦を中心とした戦法をとる。単体で飛行能力を持たず、ガンパーにぶら下がったりベラリオスにまたがることもあった。

ベラリオス
ダルタニアスの胴体に変形・合体するライオン型サイボーグ。リニューアルポイントの新規造形ヘッドパーツとメッキ仕上げの四肢は、当時の超合金をリスペクト!

第2話から登場する(本格的な活躍は3話から)。意志を持つライオン型サイボーグ。体長29メートル、重量195トン。もとはエリオスの調査員が資料として捕獲した地球の雄ライオン。ダルタニアスの胸、胴体、大腿部を構成する。自分の意思でダルタニアスから分離したこともあった。

ガンパー
ダルタニアスの脚部に変形・合体する重戦闘機。機体の黄色部は当時の超合金をイメージしたライトイエローに変更している。

柊弾児が操縦する重戦闘機。全長40メートル、重量155トン。機体下部にアトラウス用のグリップハンドルが存在し支援戦闘機としての側面も持つ。パイロットの能力により射撃を得意とする。機体後部にダルタニアスの腕を内蔵し、両脚と両腕を構成する。

「クロス・イン!」

3機のメカが「クロス・イン!」無敵のロボット、ダルタニアスが完成する!

設定にある各種武器、装備品も余すところなく再現。胸のベラリオス・ヘッド2種類から選んで取り付け可能。交換用ヘッドはディスプレイ用スタンドに格好よく飾ることが出来るとあるが、個人的には余剰パーツとなるので、使用していない。


全高約270mm(合体時)となっており、ポピーの名作DX超合金をリスペクト!メタリックな金属感あふれるカラーリングになっている。

当時憧れていたポピーの超合金を思い出す。メッキパーツを多く使用していることもあり、遊んだ後には指紋などを綺麗に拭き取っておかないと大変なことになるだろう。劣化の原因となるからだ。

合体を優先したためにバランスが若干悪いが、非常に良く出来ている。それではディティールアップぱーに交換してみよう。

頭部パーツをまるまる交換したのと、肩パーツを取り付けてボリュームアップしただけだが、見た目はこちらの方が断然いいような気がする。

頭部の造形も非常に素晴らしく、当時欲しかったダルタニアスよりも断然カッコよくなっている。

武装自体は全然記憶になかったのだが、剣などを持たせてみた。こんな武器だったのだろうか?

ロケットパンチとみたいな感じだろうか。ほとんど記憶にない!

火炎剣は、覚えている気がする。

ダルタニアス最大の武器で、公式などの記載によれば、ベラリオスの放出する火炎状のエネルギーを剣の形に固定したもので、フランベルジュとなっている。

その切っ先は2kmまで伸ばすことができる。この剣を用いる必殺技が火炎剣・火炎十文字斬りである。強化前はエネルギーを消費するため長時間の使用は出来なかったが、動力源が超空間エネルギーに切り替わったあとは常時使用が可能となったとある。

とにかく毎回の最後のとどめは、この火炎剣だったような気がする。

全体的な感想

この「超合金魂 GX-59R 未来ロボ ダルタニアス」は、1976年から1979年までテレビ朝日系列にて放送されていたロボットアニメ「長浜ロマンロボット3部作」の延長線上に位置する作品だったようだ。

3部作の最終作品である『闘将ダイモス』の早期終了に伴い、本作品は広告代理店として参加していた東映エージエンシーの機転(放送枠の交換)によって、放送局を東京12チャンネルに移す形で放送されたようだ。

「長浜ロマンロボット3部作」といえば、コンバトラーV、ボルテスV、闘将ダイモスなんだが、このダルタニアスも長浜監督作品のひとつになる。

ただ、長浜監督自体は、『ベルサイユのばら』参加のために途中降板している。

当時発売された「DX超合金 未来合体ダルタニアス」は5,800円と高額な価格設定が施され、玩具業界ではあまりの高額に危ぶむ声もあったが成功。後の高額合体ロボット路線を決定づけるアイテムとなったようだ。

このような話を聞くと高額商品であったために、手が届かなかったのも納得がいく。当時の玩具に6,000円も出してくれるのは、かなり裕福な家庭ぐらいだろう。

ともかく念願の「超合金魂 GX-59R 未来ロボ ダルタニアス」を40年越しに入手することが出来たときには、非常に感動を覚えたのだ。

我が家で所有する超合金魂は、まだ何点かあるので、今後もこのプログ内でも記事としてアップしていこうかと思う。

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