トキワ荘マンガミュージアムに行った影響から、ドラマ「まんが道 青春篇」を観てみた。
自前のDVDを所有しているので、忘れたころに見ることが多い。
改めて説明すると、藤子不二雄先生の自伝的漫画作品で、画家を目指す2人の少年の成長を描いた長編青春漫画をドラマ化したものになる。
「まんが道 青春篇」は、主人公たちが漫画家を目指して東京に上京する。
そして、手塚治虫先生からの誘いもあって、トキワ荘に住むことになるのがこの「まんが道 青春篇」になる。
あのトキワ荘の住人たちの生活を描いているといっていい。
寺田ヒロオ先生、赤塚不二夫先生、石ノ森章太郎先生など有名な人たちの生活が、ドラマの中で描かれているのだ。
主なキャスト
主人公は、前作同様に竹本孝之さん、長江健次さんが担当している。
主人公たちが、はじめは両国の叔母の家に下宿することになるのだが、叔母役に水前寺清子さん、叔父役に伊東四朗さんが担当している。
ラーメン屋「松葉」の店員役では、鈴木保奈美さん、トキワ荘に住む姉妹の役では、高木美保さん、森高千里さんなど、意外な人が出演していたりする。
寺田ヒロオ先生役には、あの河島英五さんが出演しているのだが、なんだか役柄にあっているような気がする。
そういえば、石ノ森章太郎先生役には、ご子息で俳優の小野寺丈さんが担当していたころも見所だろう。
ドラマの見所
何といっても主人公たちが、トキワ荘に移り住んで本格的に漫画家となる道を進み始めることだろう。
トキワ荘の住人は、個性的な人たちが多いが、漫画に対する情熱は半端なく伝わってくる。
50歳を過ぎた私には、少し恥ずかしすぎるくらい純粋に、ひたむきに漫画に向き合っている青年たちをみるととても清々しい気分になる。
戦後10年くらいの昭和が舞台だが、とにかく一生懸命に頑張れば何かを掴めることができると思わせてくれる何かがあったように思う。
このトキワ荘には、確かに青春があったのだろう。
ほぼ漫画を描くばかりの生活だが、同じくプロを志す若者たちが議論を交わすこともあれば、じゃれ合ったり、時には励まし合ったり、助け合ったり、本当に心が洗われる。
余談だが、トキワ荘に移り住み際に、両国の叔母さんの家からリアカーを借りて荷物を運ぶシーンがあるのだが、行きだけで5時間かかると言っている。
実話らしいのだが、当人たちがどれだけ心躍らせてトキワ荘に移り住んだかが、このことからもうかがえる。
食生活が気になる
特に漫画でもそうだったが、基本みんな貧乏なので、よくラーメンを食べている。
近くのラーメン屋「松葉」の店員役の鈴木保奈美さんが、出前で届けているシーンがあるのだ。
あと、なんでも野菜を食べておけば体に良いっと言って、キャベツのミジンギリとコロッケだろうか?
フランスパンに挟んで食べているシーンがみられる。あとキャベツの味噌汁。
それとサイダーと酎ハイを割って、伝説のチューダー。
これらは、テラさんこと、寺田ヒロオ先生が考案したらしいが、体には良くなさそうだw
今回改めて観なおして
完全にトキワ荘マンガミュージアムに行った影響で、ドラマ「まんが道 青春篇」を観たのだが、ドラマのシーンと実際に行った椎名町の風景を思い出しながら、過去とは違った観方をすることが出来た。
レプリカとはいえ、トキワ荘マンガミュージアムは実在したアパートを再現しているのだ。
次回に行くことがあれば、改めてドラマで見たシーンを思い浮かべながら、新たな発見をすることが出来るだろう。
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