引き続き、タイトルの通り「週刊 海賊戦艦 アルカディア号 ダイキャストギミックモデルをつくる」をまとめて預かったので、製作を続ける。
今日は、「週刊 海賊戦艦 アルカディア号」の第13号を組み立てていきたいと思う。
早速開封して、「週刊 海賊戦艦 アルカディア号」の第13号のパーツから見ていこう。
第13号のパーツ
今回は、「週刊 海賊戦艦 アルカディア号」の艦上構造物基部の組み立てとなっている。
確認してみると、1パーツだけとなっている。組み立ては楽だが、その時によって工数が全然違うのは週刊アシェットの伝統だろうか。
司令塔や第二砲塔、速射砲(スペースバスター)など、これまで多くの過剰構造物を組み立ててきたが、今号ではその基部を組み立てる。磁石を使うので、極を間違えないように注意しようとの記述がある。
早速、組み立てガイドを参照して組み立て開始。
STEP 01 艦上構造物基部の組み立て
艦上構造物基部013-01に磁石013-02 4個を接着する。
今号は、なんと磁石を接着するだけで終わってしまった。ドライバー使用しないのは初めてではないだろうか。
号ごとに作業の難易度が大幅に違い過ぎるのは、「週刊マジンガーZ」でもよくあることだったが・・・。
プロダクションノート
今回は組み立てガイドに掲載されていた記事を紹介しよう。
ダイキャストギミック・モデル・アルカディア号のデザイン/開発を担当した野中剛によるアルカディア号建造秘話となっている。
第7回 カラーリングについて
本製品のカラーリングの決定は、結構な苦労がありました。”緑”アルカディア号の船体は、初出の劇場版「999」では大きく2色の緑で塗り分けられていました。
「さよなら銀河鉄道999」以降は、艦橋回りから後部にかけてもう一段濃い色も使用されるようになりましたが、暗くなりすぎる気がして、今回は初期版の2色塗り分けを採用しています。
当初、アニメの設定で準じた色を指定してカラープロトを仕立てましたが、「明るすぎないか?」という意見が周囲から噴出。確かに1mの巨大モデルですから、影色もないアニメのままの色では迫力に欠けると反省し、船尾楼のブラウンも含めて再検討することにしました。
それらしい緑色の塗料を片っ端から買い込み、切り出したプラバンに塗って色見本プレートを作成。それをたわませて光の反射具合などもかんさつしつつ、スタッフの意見を聞きました。
そもそも”緑”というのは厄介な色で、写真を撮影するときには照明の影響を受けやすく、印刷をしても転びやすい(再現性が低い)色なんですよね。肉眼で見ているだけでは判断がつかず、屋内外でプレートをスマホで撮影してみたりしました。
最終的に決まったのが実際の製品に反映されている色なのですが、実はマガジンやTVCMに登場しているモデルは、撮影の直前に、僕自身がアシェットさんのオフィスに塗料とエアブラシを持ち込み、最初のプロトの艦首部分の塗装し直したものを使用しています。
撮影された映像や画像はデジタルで色合いを調整、最終的な色のイメージに近づけました。モデルは一部を再塗装し、ワンダーフェスティバルや店頭のデイスプレイに使用されています。
最終的な決定モデルは、より迫力のある落ち着いて色調になっています。市販の塗料でほぼそのままの色が手に入りますので、接着剤のはみ出しや、補修に利用できると思います。
キャラクターファイル
今回は組み立てガイドに掲載されていた記事を紹介しよう。
キャラクターファイルの紹介となっている。今回はエメラルダスだ。
エメラルダス
松本零士ワールドでは、キャプテンハーロックと並ぶ人気キャラクターである。その原型は、秋田書店の少女コミック誌「プリンセス」に掲載された非SF設定の中編「エメラルダス」で初登場する。
のちに講談社の「週刊少年マガジン」で掲載された主役編「クイーン・エメラルダス」で孤高の宇宙海賊というキャラクターが完成した。
大宇宙の魔女としてその名を轟かす、孤高の宇宙海賊、エメラルダス。盟友と言えるキャプテンハーロックと同様、己の信条のままに自由に生きる。
タイタンの山賊アンタレスも恐れる非常な女傑だが、その反面、個々の奥には慈愛の念と激情を秘めている。
ハーロックの親友の大山トチローが恋人で、メーテルとは過去に何らかの縁があるらしい。
INFORMATION ラジオドラマ版を経て
劇場版「銀河鉄道999」でのエメラルダスの声は、アニメ「ベルサイユのばら」のオスカルやくの声優で有名な田島玲子が好演。
田島はラジオドラマ(過去世界にエメラルダスが行くオリジナルストーリー)ですでにエメラルダスを演じていたが、アニメ出演は今回が初。
当然、アニメ版のエメラルダスに声を吹き込むのもこれが最初だった。
組み立てた感想
今回は、艦上構造物基部の組み立ての作業をおこなった。
作業自体は、パーツ数がいままでも少なく、甲板となる1枚のプラパーツに磁石を接着するだけだったので、肩透かしを食らったようだ。
組み立てガイドの次回予告をみると、「第一砲塔の砲身の組み立て」とある。一度、第二砲塔の組み立てを行っているので、おそらく同じ工程の作業になることが見込まれる。
「どくろの旗をかかげ、信じる者のために命をかけて戦う男の艦がいまここに!!」の言葉を胸に秘め作業を続けることにしよう。
ともかく、「海賊戦艦 アルカディア号 」完成まで、残り112号。
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