今回は、前々から欲しかったGOOD SMILE COMPANYさんから出ている「MODEROID オーガス 」を購入したので、組み立ててみた。
MODEROID は、成型色と一部塗装済みパーツにより、組み立てるだけで劇中のイメージが再現できるとのこと。パチ組派(塗装とか表面処理とか面倒な作業をしない人)としては非常に好ましい。
定価も7,000円 (税込)と前回作成した「MODEROID ザブングル」よりは若干安くなっている。ガンプラに比べれば少しお高いかもれない。
オーガスについては、商品化に恵まれいるが、今回は差し替えなしの変形が出来るようなので楽しみにしていた。
全高約160mm。オーガロイド、フライヤー、ガウォーク、タンクの4形態変形を差し替えなしで再現できるようになっている。
これまた懐かしの80年代ロボットをキット化したものとなっている。
大ヒット作『超時空要塞マクロス』の後番組として製作された、「超時空シリーズ」第二作が「超時空世紀オーガス」なのだ。
スタジオぬえ、アートランドに在籍していた各スタッフ(石黒昇氏、宮武一貴氏など)が『マクロス』に引き続き登板したが、『マクロス』製作の中心的人物であり、同作の劇場版の監督に就任した河森正治氏は本作には参加しておらず、制作は、前作のタツノコプロから東京ムービー新社に交代となっている。
そもそも当時は、そんなことは全然知らなかったが、放送時間が毎週日曜14:00 ‐14:30と子供だった当時は外に遊びに行っている時間であり、ビデオもそれ程復旧していなかったので、ストーリー自体は飛び飛びで視聴していた記憶がある。
ともかく当時でも、昆虫のようでもあるフォルムが非常に心象に残っており、イマイから出ていたプラモデルを購入した記憶がある。ともかく、オーガロイドモードで組み立ててみたので見てみよう。
オーガロイド形態
人型ロボット形態。末端肥大的なプロポーションであり、殴打や蹴りでたやすくイシュキックを破壊するなど格闘戦に優れる。コクピットも装甲で覆われる。
タンク形態
オーガロイドの両脚を前に突き出した地上移動用形態。音速航行ができないフライヤーに代わりに地表付近を高速移動できる形態として、準備された。
ただし、この形態は放送中ほとんど登場せず、オープニングにも出てこない(作中ではオリジナル〈第34話〉とオルソンスペシャル〈第24話〉、量産型がそれぞれ一度ずつ披露したのみである)。
フライヤー形態
飛行機形態。丸いキャノピーで構成された機首、膨らんだ背面など昆虫を思わせるフォルムを持つ。限界高度の制限のため飛行高度がとれず、また衝撃波で地表に被害を与えるため、音速航行が事実上できない。
ガウォーク形態
フライヤー形態から脚部を展開した形態。空中での機動性に優れる。オーガスの基本形態で格納状態ではガウォークのまま、グローマのカタパルトレールに吊り下げられていた。
全体的な感想
この「MODEROID オーガス」は、GOOD SMILE COMPANYから発売されたスナプフィットモデルで、塗装せずに出来上がるキットとなっている。
今回もなかなかはめ込むことが出来ないところもあるので、自分自身で調整が必要な部分がある。
毎回、その商品のラインナップは広くバリエーションに飛んでいるので、本当に驚かされる。
今回の「MODEROID オーガス」も造形的に非常に良く出来ているのは間違いない。
そしてなんといっても、差し替えなしで変形合体機構を備えているのが、この商品の最大の特徴だと言える。パーツのポロリもなくカッチリしているので、ストレスがあまりなく遊べるのだ。
ただし注意したいのは、玩具ではなくプラモデルなので、ガシガシと遊べるというわけではない。
しかも、変形合体後の各関節可動。劇中の躍動感あふれるポーズも再現可能となっているのも非常に嬉しい限りだ。
各成形色、彩色済みパーツ、シールにより組み立てるだけでイメージに近い色分けを再現できるのもお手軽で非常に良かった(劇中に近づけるには、頭部に若干の塗装が必要だが)。
当時子供だった時は、ほとんど色分けされていないパーツを眺めては、ため息をついていたものだ。当時でも変形可能なオーガスのプラモデルは出ていた記憶があるが、とにかく直ぐに壊れたイメージが強い。
しかしながら今になって、完全変形できるオーガスを手にすることが出来るとは、当時の自分に見せてあげたいほどだ。
とにかく昭和が止まらないGOOD SMILE COMPANYから発売されているMODEROIDシリーズ。新作を出すごとに完成でも上がっており、懐具合も非常に心配になるほど毎月の商品展開が早いのだ。
まだまだ、MODEROIDシリーズでは欲しいアイテムは何点かあるので、機会があれば入手して、このプログでも記事にアップしていければと思う。
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