MODEROID ライディーン

今回は、前々から欲しかったGOOD SMILE COMPANYさんから出ている「MODEROID ライディーン」を購入したので、組み立ててみた。

MODEROID は、成型色と一部塗装済みパーツにより、組み立てるだけで劇中のイメージが再現できるとのこと。パチ組派（塗装とか表面処理とか面倒な作業をしない人）としては非常に好ましい。

定価も５500円（税込）と前回作成した「MODEROID 太陽の使者鉄人28号」よりは若干高くなっているが、大きさを考えれば多少は高くなるのは仕方ないことだろう。

MODEROID ライディーンについては、超合金魂だけでなく様々な玩具メーカーから発売されており、商品化には恵まれているが、プラモデルキットとなると、昔のバンダイ発売のもの以来ではないだろうか。

全高約190mm。ゴッドゴーガン、ゴッドブロック、ゴッドブレイカーを再現するパーツが付属。ゴッドバードへの変形は専用パーツを使う事で、変形前後のスタイルを美しく再現し、通常顔、叫び顔、2種の顔パーツが付属している。

これまた懐かしの70年代ロボットをキット化したものとなっている。

直撃世代ではないのだが、うちに玩具のジャンボマシンダーもあたこともあり、再放送で何度か見た記憶はある。

この『勇者ライディーン』（ゆうしゃライディーン）は、1975年（昭和50年）4月4日から1976年（昭和51年）3月26日まで、金曜日19時00分 – 19時30分にNETテレビ系列で放送されたテレビアニメ。全50話となっている。

政策の経緯は東北新社当時社長が「東映動画ではマジンガーZをやって儲かっているから、でかいロボットをつくればいい」の一言から本作品の企画は始動したらしい。

監督は若いころのの富野喜幸氏。そして、安彦良和は本作で初めてキャラクターデザインを担当した。

なんとも豪華なメンバーとなっている。

ともかく、組み立ててみたので見てみよう。

ライディーン

まずは、立たせた状態から見ていこう。

ライディーンはトリコロール（赤、青、白）、善人顔、日本甲冑、接近戦（チャンバラ）というイメージになっている。

大鎧とベルボトムとツタンカーメンのマスクと鷲（変形時）がモチーフになっている。デザインは安彦良和氏とポピーの村上克司氏との共同によるもので、クリンナップは安彦氏が行ったそうだ。

村上克司氏によると『仮面ライダー』のような変身による二面性をロボットに持たせようとした結果、鳥に変形することを思いついたそうである。

まずはゴッドゴーガンを差し替えてみた。

次にゴッドブロックの差し替え。ゴッドブレイカーを差し替えによる再現。

そもそもこれらの武装は、二次元のウソにより形状が変化するため、立体物としてはこれが正解なのだろう。

ゴッドバードへの変形は専用パーツを使う事で、変形前後のスタイルを美しく再現されている。

劇中では、ロボット状態では後ろの羽部分は消えているので、差し替えによる変形はそれを考えれば正解だろう。

完全変形ではないからこそ、ストレスなくこの変形前後のスタイルを損なうことがないといえる。

この「MODEROID ライディーン」は、GOOD SMILE COMPANYから発売されたスナプフィットモデルで、塗装せずに出来上がるキットとなっている。

今回もなかなかはめ込むことが出来ないところもあるので、自分自身で調整が必要な部分がある。

毎回、その商品のラインナップは広くバリエーションに飛んでいるので、本当に驚かされる。

今回の「MODEROID ライディーン」も造形的に非常に良く出来ているのは間違いないが、差し替えによるゴッドバードへの変更はストレスなく、造形も美しい。

そしてなんといっても、この時代にカッコいいライディーンがプラモデルキットで作れるとは嬉しい限りだ。

ただし注意したいのは、玩具ではなくプラモデルなので、ガシガシと遊べるというわけではない。

各成形色、彩色済みパーツ、シールにより組み立てるだけでイメージに近い色分けを再現できるのもお手軽で非常に良かった。

出すたびにプラモデルキットのクオリティはどんどん良くなっているようなので、続けて頑張ってほしいものだ。個人的にはゴットシグマなども出してほしいのだが。

とにかく昭和が止まらないGOOD SMILE COMPANYから発売されているMODEROIDシリーズ。新作を出すごとに完成でも上がっており、懐具合も非常に心配になるほど毎月の商品展開が早いのだ。

まだまだ、MODEROIDシリーズでは欲しいアイテムは何点かあるので、機会があれば入手して、このプログでも記事にアップしていければと思う。